アリギリス日記

50代・一人暮らし派遣社員さんの ささやかな日常をつづる ゆるい日記です

「いつか」は来る! 「捨て活」と「捨てない活」

2023年、私は「捨て活」を頑張っていました。
使っていない物を処分して、スッキリとした暮らしをしたくて。
1日1捨て。
スケジュール帳の年間計画ページは毎年使わないので、そこに捨てた物を記入して、年間で何個捨てられたかを確認していました。
結果、2023年は7月10日で終わり。
半分ちょっとの成績でした。

 

2024年はもうちょっと頑張ろうと、処分する物をいろいろ考えました。
年齢に合わなくなった服や、カバン類、趣味の黒歴史など(^^;
それら処分したい物の中で一番場所を取っているのが、分厚い毛布でした。
毛布は2枚持っていますが、オフシーズンはそれぞれクルクル巻いて円筒形にし、昔使っていたマルチクロスで包んでクローゼットに入れてあります。(圧縮袋は使わない派です)

けど、それまで北側の部屋を寝室にしていたのを、ベッドを南側のリビングに移したら、事態は変わりました。
基本的に南側と北側では気温が違うし、寝る直前までリビングで暖房をつけて過ごすので、寝る時も分厚い毛布はいらなくなったのです。
今は羽毛布団の上に、膝掛け程度の薄~い毛布を掛けて、それで充分です。
そうなるとあのクローゼットの中の、2枚の毛布が占領しているスペースがもったいなく思えてきまして・・・。

 

最初は寄付を考えました。

あまり高級ではない老人施設などでは、親族に頼れない入所者さん用に、寝具や衣類の寄付を受け付けているところもあると聞いたことがあったからです。
私の毛布、1枚は20年くらい使っているけれど、もう1枚は比較的新しくてきれいなので、こっちなら貰ってくれるかも・・・。


でも、ちょっと待って。
私はいつも毛布は自宅の洗濯機で洗うので、そういうのってOKなのかな?
クリーニングのタグが付いていないと、やっぱりNGかな?
でも寄付するためにわざわざクリーニング代払うのって、何だかなぁ~。

 

もう、メンドクサイな~。
いっそ捨てちゃおっか・・・?


と、思っているところへ、元日早々、能登半島で大地震が起きました。

 

真冬の北陸、電気も水道もガスも止まった中での避難生活。
どんだけ寒いんだろう(><)!

 

そう、よく物を捨てる時に「いつか(使う日)」は来ない!と言いますが、
その「いつか」が来たんですよ!

 

防災に関して、私はいつも漠然と「3日分の水と食料があれば何とかなる」と思っていました。
その時のイメージは、壁にヒビは入っているかも知れないけど、マンションの自分の部屋で、ローリングストックしてあった缶詰などを食べながら、非常用トイレを使って用を足し、ひたすら自治体やマンションの管理組合から何か連絡が来るのを待っている私・・・でした。

 

でも、そんなの甘っちょろい夢です!

 

高台なので水害の心配こそ無いけれど、マンション自体が無事とは限らないし、火災が起きないとは限らない。
自宅からは出火しなかったとしても、隣近所から出火すればウチも無事では済まない。
何より巨大地震が広範囲で発生した場合、助けなんて来ないかも知れないんです!
そうなったら、毛布1枚だって生き延びるための貴重な物資です。
寒さをしのぐだけじゃない、最悪車中泊になった時、シートの段差を埋めるのにだって使えるんですから。


何も、毛布に限った話では無いですよね。
「断捨離」とか「捨て活」とか「ときめくか、ときめかないか」とか。
確かに身の回りはスッキリするけれど、何の備えも無いっていうのはどうなんだろう?

「いつか」は来ない!とは言うけれど、この「いつか」は「平穏無事に暮らして行けた場合」の「いつか」のこと。
非常事態への備えは、身の回りに多少「モヤッとする物」が目に入ったとしても、我慢することも必要なのかも知れない・・・。

もちろん古すぎて危険とか、使うために修理が必要とか、そういう物は「捨て活」で良いです。
でも万が一の時に役立つ可能性のある物は、「捨てない活」も必要なんだなとしみじみ思ったのでした。

 

と、言うわけで・・・。

 

 

とりあえず自宅の防災用品に足りなかった物として、ヘルメットとラジオを買ってきました。

自分の身は自分で守る。

情報は自分から取りに行き、自分の判断で動く。

これができないと、「いつか(まさかの日)」を乗り切れません。

 

2024年は、不要な物は捨てつつ、普段使わないけど非常時には役立つかも知れない物は、ストレスにならないような収納の仕方を工夫していきたいと思います。

 

他に、捨てないと決めた物。

ヤマザキ春のパン祭りでもらった食器・・・。

あれは他の食器が全部割れても生き残るらしいです(^^;

 

読んで下さってありがとうございます。