新型コロナがまた広がりつつあります。
私の職場でも陽性1名、陰性だったけど症状はコロナそのものでおそらく「偽陰性」が1名。
わずか8名のグループ内でそれです。
広い世間では一体どうなっていることやら、です。
5類感染症に移行してからマスクをする・しないは個人の判断になりました。
でも私、思うのですが、「マスクなしで過ごす自由」を「他人の近くでマスクなしでベラベラ喋る自由」と勘違いしている人、多すぎませんか?
スーパーのレジの列に並んでいても、立ち位置の線はまだしっかり描いてあるのに、後ろからやたら距離を詰めてきて、家族で大声で会話されると本当に怖い(><)!
思わず自分のマスクを手で押さえて、隙間をふさいでしまいます。
ところで、思い起こせばこのマスク。
新型コロナの最初の頃は品薄で、なかなか手に入りませんでしたね。
ネット通販では普通のマスクが、恐ろしいほど高額で出品される。
朝、ドラッグストアに入荷したマスクは、開店前から並んでいた早起きの高齢者が買い占めてしまう。
自分のような一人暮らしの非正規労働者には、そんなお金もなければ、代わりに並んでくれる家族もいない。
持つ者と持たざる者・・・。
私はこの淘汰圧に負けて、滅んでいく側の種なんだろうなぁ・・・などと、半ば人生諦めていました。
ところがですね。
支給されたのですよ、会社から、マスクが!
会社は全従業員について世帯人数を調査して、結果「1.5人」という数字を割り出し、従業員1人につき、家族の分と合わせて50枚/月、支給してくれることになったのです。
そしてありがたいことに、この「従業員」には、我々非正規労働者も含まれていた!
事務方だけでなく各地の工場も合わせれば、一体どれだけの人数になるのか・・・。
この時ばかりは巨大企業の底力に、本気で腰を抜かした私です。
※よくよく考えてみれば、非正規労働者にウイルス持ち込まれたら正社員も全滅ですから、雇用形態で差別するはずないですよね(^^;;;;;
支給されたマスクは中国製で、それまでの市販のマスクの概念を覆す青色でした(^^;
一時期は外でこの色のマスクをしていると、「あ、同じ会社の人(^^;」って分かってしまい、お互いちょっと気恥ずかしい思いをしたりもしました。
でも会社は、おそらくそれまでに培ったコネクションを駆使し、おそらくは巨額のお金を使って、苦労して調達してくれたのだと思います。
文句を言ったら罰が当たりますね。
一人暮らしの私は月に50枚も使わないので、しばらくすると余剰が出てきました。
同じマンションのおじいちゃんが「ダイソーで安いマスク売ってるって聞いて行ってみたけど、売り切れてた」としょげていたので、2箱(100枚)あげたら、ものすごく喜んでくれましたっけ。
(お礼に賞味期限に焦りを感じるお菓子を持ってきてくれました(^^;)
今ではいろんな種類の、デザインも可愛いマスクが、ドラッグストアや100均などでも簡単に手に入ります。
もうこの青いマスクをしている人も見かけなくなりました。
私も人前に出る時などビジュアル的にちょっと・・・と思う時は、白やピンクのマスクを使っています。
けど、あと3箱ある青いマスク・・・。
絶対に、1枚たりとも無駄にはしたくありません。
宅配便を受け取る時とか、大掃除の時とか、ビジュアルを気にしない時に。
何としてでも使い切ります。
この青いマスク、私にとっては、恐怖のどん底で見た「救いの光」でしたから。
新型コロナ、まだ全然終わっていません。
皆様もどうぞ感染予防をしっかりと、ご無事でお過ごし下さいm(_ _)m
読んで下さってありがとうございます。