始まりは、断捨離中に見つけたコレでした。
今から約30年前に放送されたNHKスペシャル「大モンゴル」。
3,500円のVHSビデオ×5本で17,500円・・・。
うん、買いました、私。
30年前はお金持ちだったの~(^◇^;
VHSのデッキなどとうに処分してしまっていたので、デッキを持っている知り合いに頼んで30年ぶりに一気見しました。
やっぱり大陸の歴史はロマンあるなぁ~と感動する部分もあれば、今のロシア・クリミア戦争に繋がる因縁を感じさせる部分もあり。
途中で出てくるCG画像が「○○建設△△部制作」とかわざわざ書いてあって、当時としては最新技術だったことを感じさせるのだけど、今見ると本当に初歩的なものだったり。
ま、お盆休みはこれで楽しく過ごさせていただきました(^^)
で、モンゴル帝国が衰退(滅亡ではない)した後、中央アジアにはティムール帝国というのが出来るのですが、このNHKシリーズでは最後の方でそのあたりにも触れられていました。
私は中央アジアの文化が好きでいつかウズベキスタンに旅行したいなぁと思っているのですが、その古都サマルカンドは長年の戦争でズタボロになっていたのを、このティムールさんがイカした都市に作り直したものなのです。
特に「ビビ・ハニム・モスク」は、私が死ぬまでに一度は見てみたい建造物の一つ!
「ビビ・ハニム」とは「第一夫人」という意味で、ティムールさんの正妻、サライ・ムルクさんのことです。
サライ・ムルクさんは大モンゴルの一地方国、チャガタイ・ハーン国の王女で、彼女を妻に迎えることでティムールさんは「チンギス・ハーン一族の婿」を名乗ることができた、と。
調べていくと、当時はチンギス・ハーンの血を引いていなければ王様にはなれなかったそうで、世界史の教科書には「ティムール帝国」というのがポンと出来たように書いてあるけれど、実際はハーンの血を引く人を王様にして、ティムールさんは陰の実力者的な立ち位置だった、と。
・・・ってなことを知るにつけ、どんどん興味がわいてきまして(^_^;
最近はもっぱら歴史解説系のYouTubeを彷徨い歩いております。
予備校の講師が黒板の前で授業をするタイプのものもありますが、私はこういうのをゆる~く視聴するのが好きです(^^)
↓これはめっちゃ短いヤツです。長いのは1時間以上あったりします(^^;
世界史の教科書では「****年に○○が××の戦いで勝利し」などと書いてあっても、毎度々々詳しい地図が載っているわけでもなく、本当にテストで点を取るために丸暗記するだけでした。
でもYouTubeだと地図上で「場所はここだよ」って丸をつけてくれたりするので分かりやすいし、教科書には載らないような裏話も教えてくれるので、めっちゃ楽しいです(>▽<)!
(モンゴル帝国の衰退期、疫病が流行して大変だったらしいのですが、その遺体を投石機で敵陣に投げ込んで感染を拡大し、これがヨーロッパに持ち込まれて中世のペスト流行・・・なんて、想像したこともなかった(^^;)
モンゴルを勉強すれば当然のごとく中国王朝の興亡の歴史にも波及するわけで、中央アジアを一通り終えたら次は中国史かなあ・・・と、先は長いです(^^;
いずれにせよ、いろんな方がいろんな視点からYouTubeチャンネルを作っておられるので、ありがたく視聴させていただこうと思っています(^^)。
今の高校生は恵まれていますね~。
こんないい副教材があって、100点取れなかったらおばちゃん怒るわよ(^^;!
読んで下さってありがとうございます。