アリギリス日記

50代・一人暮らし派遣社員さんの ささやかな日常をつづる ゆるい日記です

「乳(ちち)」で大変だった話・前編

私は胸が小さいです。

大きい胸を「巨乳」とか「爆乳」と言うのに対し、小さいのを「貧乳」、その下は「微乳」とか言いますけれど、さらにその下があるのを知っていますか?

 

リバーシブル」

 

すでに表・裏どっちでもいい・・・だそうですよ。

 

いいんです、もう慣れました(ー_ー)

 

それはさて置き。

私のその小さい胸が、ある日突然、痛み始めました。

左の胸です。

いかんせん厚みもへったくれもないので、最初のうちは「骨」が痛いのかと思っておりました。

でもどこかにぶつけた記憶も無いし。

これはもしかして「心臓」?それとも「呼吸器」?ヤバくない?

そんなこんなで1週間ほど過ごしまして、ある日、乳がんの自己触診をしておりましたら、

 

固い・・・

いつもより、固い・・・

これはもしかして「しこり」というヤツ?

 

うっそー、「しこり」って痛くないって言うじゃない?

う・うーん、でも右に比べて左は明らかに固いなぁ・・・

 

どうやら私の痛みの元は「乳(ちち)」であるようです。

 

 

これはエラいことです。

私の母親は乳がんも子宮がんもやっているのです。

がんって遺伝的な要素、ありますよね?

これは早いところ、検査に行かなくてはなりません。

 

折しも会社の健康診断の案内が来ていた頃でした。

私は4月に派遣会社を変わっているので、今の派遣会社から健康診断を受けられるのは就業開始後、半年経ってからです。

検診システムから予約が取れるのは、さらにその20日後から。

つまり私の場合、10月21日からということです。

その日を待って、大急ぎで毎年健康診断を受けている病院に電話して、土曜日の予約状況を訊ねると、「来年1月まで空きがありません」というお返事。

それじゃ間に合わん!ということで、平日に有休を使うことにしました。

それでも最短で予約できたのが12月の半ば・・・。

その時点で2ヶ月近く先の日付でした。

 

もし本当に乳がんだったら、どうしよう?

とりあえず部屋の中を見回して、自分が死んだ後に見られては困る物を処分しようか。

少しでも財産と呼べる物を残して死んだ場合、遺贈したい相手先をリストアップしようか。

いや、それよりまず、がん保険の契約内容を確認しましょうよ(^^;

 

そうこうするうちに、相変わらず「乳」は痛いし、不安は募るし、精神的にヤバくなって来ました。

こうなったら健康診断なんて待っていられない。

さっさと病院へ行ってしまおう!

 

さて、こういう時って産婦人科なのかな?

マタニティークリニックはちょっと違うな。

レディースクリニックとかが良いのかも。

ということで、Googleで最寄りのレディースクリニックを検索したところ、出てきました。

 

その名も「○○乳腺クリニック」

 

あるんだ(^-^; ドンピシャ・・・。

しかも、ウチから車で10分ちょっとの距離。

これはもう行くしかないです!

 

電話で状況を説明し、土曜日に検査の予約をお願いしたところ、ここもまた土曜日は混んでいて、結局予約が取れたのは2週間後。

それでも12月よりはマシです(><)!

 

それにしても「乳がんに胸の大きさは関係ない」とは言うけれど、何でこの狭いエリアにわざわざ来るかな(・・)?

よっぽどの物好きね・・・などと。

 

そうして私は、「乳」の痛みと不安に耐える日々を過ごすのでした。

 

 

読んで下さってありがとうございます。

 

※続きます。