アリギリス日記

50代・一人暮らし派遣社員さんの ささやかな日常をつづる ゆるい日記です

50代後半になって、自分に障害があることを知る

大変なことが発覚しました。

私、目に生まれつきの障害があることが分かりました。

今まで気がつかなかったの!?って言われそうですが、

はい、気がついてはいましたが、分かってはいませんでした!

 

 

年齢的なこともあり、半年から1年ごとに視野検査を受けるように眼科で言われています。

最近、目のピントが合いにくく、特に夜になるとしんどいので、先日の視野検査の時に先生に相談しました。

色々検査をしてもらって原因は大体分かったのですが、それ以外に、先生に言われた驚きの一言がこれです。

 

「物を立体視できていませんね」

 

は(・・)?

それは何かの病気ですか?

 

「いや、生まれつきですよ」

 

うーまーれーつーきー(@◇@;??

 

「気がつかないだけで、そのまま大人になる人、案外多いんですよ」

 

そんなこと無いですよ、私ちゃんと物は立体的に見えるし、遠近感も分かるし。

 

「キャッチボールの苦手な子、とか」

 

あうっ(^_^;;; 

それっ、身に覚えがあり過ぎる・・・。

 

先生によりますと、軽度の場合は生活にそれほど支障は無いので、気がつかないままの人は多いそうです。

治療法も無いので、このまま行くしかない、とも。

 

そっかー(・・)

だから私、球技全般ダメだったんだな。

というか運動全般ダメだったけど、体力面以外で、視覚的にハンデがあったから、動いている物を追っかけるのが苦手だったのかも知れないな。

そういえば子供の頃、雑誌か何かの付録で、赤と青のセロファンを貼ったメガネをかけて画像を見ると、浮き上がって見える・・・というのがあったけど、あれも「立体視」に関係あるのかな?私、全然浮き上がって見えなかったっけ。

そういう人もいるって書いてあったから、「そっかー」くらいのものでしたわ。

 

不思議なことに、この世には「自分の知らない視界」があるのだと分かっても、それを見たいとか、見られないことが悔しいとか、全く思いませんでした。

そりゃ軽度とは言え「障害」という現実に、一瞬はビビりましたよ。

でもこの歳まで生きてきて、短大しか出ていない事務職OLのくせに自力でマンション手に入れて、誰に依存することなく自分で稼いで自分で生活出来ているのだから、まあまあの人生じゃん?って思うのです。

今更気にしてもしょうがないので、とりあえずオッケーということで(^^;

 

ただ、自分の人生を振り返って思うこと。

それならそうと、早く分かっておいた方がよかったな、ということ。

 

昔から、運動全般がダメな子でした。

体が小さくて体力も無くて、走るも飛ぶも、投げるも受けるも下手くそ、俗に言う「運動オンチ」。

学校の体育の成績は、いつもギリギリでした。

出来ない子

下手な子

ダメな子・・・

数々のレッテルを貼られて、劣等感の中で生きてきました。

けれどその要因に生まれつきの目の特性があったのなら、それは本人の努力が足りないからではないのだし、別に劣等感を感じる必要もなかったのでは?と思います。

むしろそれならそれで、スポーツ上達のために時間を費やすのは止めて、他の道に注力した方が自分のためになったのに、と思います。

 

もし今、子育て中で、お子さんがキャッチボールが下手で困っている方がいたら、ぜひ眼科で検査を受けさせてあげて下さい。

単に苦手なだけでなく、生まれつきの要因があるのかも知れません。

その時は、受け容れて下さい。

小さい頃なら、訓練で改善する方法もあるようです。

改善が望めない時は、他のことを伸ばす教育をしてあげて下さい。

世の中、多少物が立体的に見えなくても、やれることは沢山あります!

 

 

あー、それにしてもびっくりしたなー(^_^;

 

 

立体視ができないことは「視覚的な障害」ではありますが、イコール「障害者」とはなりません。日常生活に機能的な制約を受ける場合のみです。

 

※目のピントが合いにくい原因は、これも大事なので、また後日書きます。

 

 

読んで下さってありがとうございます。