どん曇りの日曜日。
雨が降り出す前に、スーパーにお買い物に行ってきました。
家に戻って、一息入れようとお茶の支度。
そういえば今朝、ジャムが最後の1回だったな。
では、アレをやりますか!

容器の内側にこびりついたジャムを少量のお湯で溶かし、紅茶に投入。
蜂蜜とブランデーを加えて、ロシアンティーもどきの出来上がりです(^^)
(もちろんこの量では足りないので、新しいジャムを開封して追加しました)
お茶菓子を用意しながら、ふっと、昔のことを思い出しました。
私は祖母に、「物を無駄にしてはいけない」と言われて育ちました。
戦中・戦後を生き抜いた人ですから、特に食べ物に関しては厳しかった。
私はおばあちゃん子だったので、今でもこの教えはしっかりと守っています。
節約という意味でも、マヨネーズやケチャップはチューブをカットしてスプーンですくって最後まで使いますし、カップ容器に入ったお味噌はお湯を注いで溶かして使い切ります。
けれど・・・。
それを「みみっちい」と言う人もいます。
実の姉です。
ある時、私が「練りハミガキはチューブをカットして、歯ブラシで残りを掻き出して最後まで使う」と話したところ、姉は鼻で笑ってこう言いました。
「私は、そ~までして節約したいとは思わんわ~」
当時、姉は専業主婦でした(子供はナシ)。
長い間、父の介護をする母を助けるために働いていませんでしたが、父が亡くなってからもそのまま家でレンタルビデオ三昧の有閑マダム。
旦那さんが昇進して支店長になり、経済的にもランクが上がったのでしょう。
それまでの節約主婦から一気に頭の中が「富裕層」になったようです。
姉の言葉に、私は何も反論しませんでした。
姉も私も、どんな生活しようと自由ですから。
けど、天罰って下るんですね・・・。
それから数年後、姉は旦那さんから離婚を言い渡され、慰謝料300万円だけで独り身となりました。
必死で就職活動し、ありついた仕事は月給手取り14万円の病院事務スタッフ。
正規雇用なのでボーナスが出るとはいえ、年収は手取りで200万円ちょっとです。
アパートの家賃、車の維持費、ワンコのエサ代・・・。
以来、姉が私の節約術を嘲笑することはなくなり、逆に自分の節約生活を語るようになりました。
私はそれを、黙って聞いています。
さすがに「ザマーミロ!」とまでは思いません。
そこは実の姉ですからね。
もしも自分の節約のために他人を利用したりしたのなら、軽蔑されて当然です。
でも、自分の生活内で完結していることなら、他人は口を挟むべきではありません。
ましてや、嘲笑するなどもっての外。
神様は、ちゃんと見ていた・・・。
それとも、天国のおばあちゃんが?
誰かの「そこまではちょっと(^^;」と思うような節約術でも、私は「そーなんだ、がんばってるんだね(^^)」と言うだけで、否定はしません。
心の中で「私はやらないけどね・・・」って、つぶやくだけです。
だって、天罰って、やっぱりありますよ。
私、お姉ちゃんみたいになりたくないです(T^T)!
日曜の夕方、節約ロシアンティーで一服しながら、そんなことを考えました。
読んで下さってありがとうございます。
※3年前に似たような記事を書いていました。
よろしかったら読んでやって下さい(^^)