ただただ、涙して聴くしかない。
※後半、ややショッキングな映像があります。辛い方は目を閉じて下さい。
あるいは2つめの動画の方が、幾分ソフトです。
※歌は2:14から始まります。
Dimash Qudaibergen(ディマシュ・クダイベルゲン)はカザフスタンの歌手。
クラシック・現代音楽・伝統音楽を取り入れたクロスオーバー・ポップスで、主に中国・中央アジア・ヨーロッパで活躍している・・・らしい。
(詳しくはおググり下さい(^^;)
今年度のWorld Nomad Games(★)の開催国がカザフスタンで、開会式で彼が歌うというのでYouTubeをチェックしていました(^^)
(さすがに日本ではTV中継なんて無い。)
それから芋づる式に出てきた動画で見つけたのが、この「Qairan Elim」です。
折しもパリ五輪の時、日本の国歌「君が代」の歌詞が英訳されてネット上で拡散されて、海外の人々の間で話題になった・・・という記事を読んで「そーなんだー」と思っていた私には、かなりの衝撃でした。
歴史上、様々な国や民族の支配を受けてきた土地と、王朝の交代も無くほぼ単一の民族によって統治されてきた島国。
同じ平和な世の中を願う歌でも、お国によってこうも違うのですね・・・。
1つめの動画は日本語歌詞がほぼ直訳ですが、↓2つめは意訳されて分かりやすくなっています。
「Qairan Elim」の意味を知りたくて、原語の「Қайран елім」をグーグル・レンズで翻訳してみましたら、「亡国」と出ました。
動画の日本語訳では「聖なる国」とか「我が祖国」と訳されているようですが、続く歌詞ともの悲しい曲調から、やはり憂いを帯びた意味がふさわしいように思います。
終らない戦争や紛争、襲い来る自然災害。
試練と言うにはあまりに悲惨な現実を、他人事として目を背けてはいけない。
そんなメッセージを私は受け取りました(勝手に)。
ちなみにこのDimashさん、何と音域が6.5オクターブもあるんだそうです!
一人の人間が歌っているとは思えなくないですか?
ちなみに外国の国歌って、だいたいこんな感じですよね。
凜々しゅうございます(*^o^*)
★ワールド・ノマド・ゲームズ=主に中央アジアの遊牧民の伝統的競技で競う国際的なスポーツ大会。日本からもレスリング競技に選手が出場している。(遊牧民でなくても参加OKらしい)
開会式のステージ。歌の意味が知りたいなぁ・・・。
読んで下さってありがとうございます。