詳しくは知りません。
「バービー」というハリウッド映画に関連して、騒動があったそうです。
何でもバービーに原爆のきのこ雲をあしらった(?)画像を一般人が作成し、それに対して映画の公式アカウントが好意的な反応を示し、日本人から非難ごうごう・・・。
結局、配給会社側が公式に謝罪して、収束したようです。
やった方は軽い気持ち。
でもされた方は、そうは行かない。
そうか、そういうことなんだ、と、初めて納得できました。
日本人にとっては縁起物の旭日旗が、韓国の人々にとっては忌まわしい戦争の記憶を呼び覚ますものであったり。
日本では吉祥紋である「卍」が、外国では「ナチスの鉤十字」を連想させるものと嫌われたり。
これまでそんな騒動を見るたびに、「ちょっと過剰反応じゃ無いかなぁ?」なんて、ぼんやりとでも考えたことが無いとは言い切れない自分です。
でも・・・。
やっぱりイヤでした。
何の罪も無い人が大勢亡くなった原爆を、笑いのネタにされたのは。
そしてもしこれを「過剰反応だ」と言う人がいたら、すごく悲しいだろうな、とも。
ハリウッド映画の炎上騒動をきっかけに、自分にも配慮に欠けたところがあったと、大いに反省する夏となりました。
ところで、全くの私見ですが・・・。
広島・長崎を語る時、どうも日本人は「被害」だけを強調している気がしてなりません。
もちろん原爆の悲劇は、語り継がれるべきです。
でもそれと同時に真珠湾攻撃や、東南アジア植民地支配など、日本が加害国であるという事実も、語り継がなくてはいけない・・・。
そうして初めて「二度と繰り返さない」という言葉を、日本人は言えるのだと私は思います。
読んで下さってありがとうございます。