連休初日のことです。
午後から雨が降り出す予報だったので、午前中に買い物を済ませなくちゃと少し焦っていました。
マンションのエレベータを降りて、いつもの習慣でドアの「閉」ボタンを押しながら外へ出ると、扉から一歩下がったところに人が立っていました。
何便かは分からないけど配達員風のお兄さん。
手には「○○天然水」と書かれた段ボール箱。
あれは2リットルサイズが何本くらい入っているんだろう?
ガタイのいいお兄さんだけど、結構重たそう・・・。
「こんにちは」
そう言いながら、私はエレベータの向かい側にある集合ポストに向かいました。
自分の家のポストを開けて、何も入っていないのを確認し、ふと振り返ると・・・。
お兄さん、重たい荷物を膝で支えて、必死で「上」ボタンを押していました。
そーじゃん!
「閉」ボタン押したら、扉閉まるじゃん!
当たり前じゃん!
なんで気がつかなかったの?私・・・!
車に乗ってエンジンをかけても、あのお兄さんのことが気にかかります。
どうしてあの時、戻って「上」ボタン押してあげなかったんだろう。
というか、1階でエレベータ降りた時に、そこに人が立っていたら、乗るに決まっているじゃない?
あんな重たい荷物持って、住人のおばさん(私)に意地悪されて、これで配達先が留守だったら目も当てられないよな・・・。
私の駐車スペースは、マンションの出入口と来客用駐車場が見渡せる位置にあります。
あのお兄さんが無事に配達を終えて出てくるか、少し待ってみました。
なかなか戻ってこない(・・;)
これはもしかして、「不在連絡票」を書いている・・・!?
あんな重たい荷物を持ち帰って、後日また配達に来るなんて、気の毒すぎる(T_T)。
どうか配達先の人、在宅していますように・・・!
祈る気持ちで待っていると、しばらくしてお兄さん手ぶらで出てきました。
颯爽と車に乗り込んで、来客用駐車場を出て行きます。
良かった~(;▽;)
ホントにね、この時は自分に言いましたよ。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」って。
ところで先日、運送会社はわかりませんが、配達員さんがスライドドアで指を切断した後も配達を続けていたというニュースがありました。
物流界の人手不足が原因かと言われていますが、私は立場の弱い従業員や下請けさんに普段から「労災隠し」の圧力があったのかも?と思っています。
また私の知人で、たまに「この人の感覚分からない!」と思う人がいます。
彼女はネットショッピングをした時、配達日時を指定しないのだそうです。
平日昼間は仕事でいないことが分かっているのに、不在連絡票が入っていたら「あ、来たんだな」と思って再配達の日時を指定する、だそうです。
「それは気の毒じゃない?」と私が言うと、
「でも、それが彼らの仕事だから」
と言われてしまいました。
う~ん(-_-;
この前、楽天で日時指定しようとしたら1週間後くらいからしか出来なかったけど、私は待ちましたよ。
Amazonは最寄りのコンビニ受け取りが可能だったので、疲れていたけど仕事帰りに寄ってきましたよ。
2024年、もしも本当に物流が崩壊してしまったら、どうするの?
何もかも自分から出向いて買いに行く生活になんて、戻れるの?
物流業界で働く人を、大事にしましょうよ。
今、自分にやれることがあるんだったら、やりましょうよ。
そうしないと5歳児に叱られちゃいます(><)!
読んで下さってありがとうございます。