アリギリス日記

50代・一人暮らし派遣社員さんの ささやかな日常をつづる ゆるい日記です

クレーマーは地球を救う!?

私はクレーマーです。

とは言っても「自分が良い思いをしたい」という理由からではなく、

「それは公共の利益にならなくね?」

と思う時にだけ、クレームを付けるタイプのクレーマーです。

 

まだ30代の頃だったと思います。

その頃は正社員で働いていたので、化粧品は国内有名メーカー品を使っていました。

ある時、固形タイプのファンデーションが無くなったので、化粧品屋さんでレフィルを購入しました。

ところが家に帰ってパクトに詰め替えようとしたら、形状が合わなくて入りません。

目を皿のようにして確認しましたが、パクトとレフィルは同一メーカーの同一シリーズの物です。

仕方なく買ったお店に持って行き、美容部員さんに事の次第を伝えました。

すると・・・。

 

美容部員「そうですよ?シーズンが変わると形状も変わります。ですから毎シーズン、新しいパクトを買っていただかないと¥(ー▽ー*¥」

 

 

 

その時の、美容部員の顔は今でも忘れられませんわ。

 

私、ブチ切れて言いました。

「私がお宅のメーカーのレフィルを買ったのは、持っているパクトに入ると思ったからなの!それが詰め替え用商品の価値というものなの!入らないなら、お宅のメーカーを買う理由なんて私には無い。むしろシーズンの変わり目を機会にいろんなメーカーの商品を試してみたいくらいよ。大体から化粧品メーカーが本業の化粧品以外の部分で利益を出そうなんて、あさましくないですか!?」

 

美容部員さん、涙目・・・。

 

「あなたが悪いと言っているわけじゃ無いよ。現場のお客様の声だから、今日の報告で上に伝えて頂戴」

 

その後そのメーカーの、少なくとも私が使っていたシリーズの固形タイプのファンデーションは、レフィルの形状が通年で統一されました(^^)v。

 

 

これも30代の頃、カップ麺を作ろうとお湯を沸かそうとして、イラッと来ました。

一体何ccのお湯を沸かせばいいの(-_-;?

そう、今ではほとんどのメーカーのカップ麺(その他パスタなども)には「必要なお湯の量の目安」というのがパッケージに書かれていますが、当時は書かれていなかったのです。

そこで、そのメーカーのお客様相談室にメールしました。

 

「私が子供の頃は、家ではいつでも使えるように電気ポットになみなみとお湯が用意されていました。しかし省エネが叫ばれる昨今、お湯は必要な時に必要な量だけ沸かすというニーズがあると思います。どのくらいの量のお湯を用意すれば良いのか、書いていただけませんか?」

 

書いてもらえるようになりました(^^)v。

 

ファンデーションもカップラーメンも、私1人の意見が通ったのだとは思いません。

きっと同じような「お客様の声」が沢山あったのだと思います。

いずれにしてもそういった「お客様の声」を企業が吸い上げてくれたおかげで、毎シーズン余計なプラスチックゴミは出なくなったし、余分な量のお湯を沸かして水・電気・ガスをムダ使いすることも無くなりました。

地球環境のことを考えたら、素晴らしい改善だと思いませんか?

 

 

余談ですが、クレーム(改善提案)が全く無視されたケースを一つ。

近所のスーパーなのですが、売り場の値段の付け方が明らかにおかしい!

 

ちょっと読みにくいかも知れませんが、「ロイヤルバターロールレーズン」は5個入なのに、陳列棚の値札には「6個入」と書いてあるのです。

 

かれこれ5年前から(-_-;!

 

一度、バイトのお兄ちゃんを捕まえて指摘したことがあります。

そうしたら彼は、値札の「6」をボールペンで「/」と消して、「5」と書き替えました。

まあ、直ったのだから、良しとしよう(^^;

 

数日後、売り場に行くと、この商品は特売品になっていて、値札も通常の白色から黄色になっていました。

入数は、「6個入」・・・。

あらら、特売品の方まで連絡回っていなかったのかしら(^◇^;

 

そしてまた数日後、売り場に行くと、この商品は通常の価格に戻っていて、白い値札になっていました。

入数は、「6個入」・・・。

 

全然、成長せんなぁ~。゚(゚´Д`゚)゚。

 

結局、メーカーさんなのか他のお客さんなのか、はたまた気骨のある従業員なのか、誰かが指摘したのでしょう。最近になってようやく正式に「5個入」に修正されました。

 

私が気がついてから、足かけ6年目のことでした。

 

地球的には何の損失も無いですけど、このスーパーの信用はズタボロですよね。

取り返しの付かない損失だと、気がついて・・・くれないでしょうね(^^;。

 

読んで下さってありがとうございます。