アリギリス日記

50代・一人暮らし派遣社員さんの ささやかな日常をつづる ゆるい日記です

派遣さんのつぶやき・「涙の有休消化」

会社のお休みは28日からですが、私は今のお仕事が12月末で契約満了のため、本日から有休消化に入りました。

もうね、涙出てきちゃいます。

今の職場の人と別れるのが辛いから?

いいえ、全然違います(^^;!

 

派遣さんにも有給休暇はありまして、働き始めて半年経ったら年に10日、あとは1年働くごとにちょっとずつ増やして貰えて、ここら辺は正社員さんと一緒です。

ただ、正社員さんと違うのは、派遣さんは派遣会社を変わると、有休がゼロリセットされてしまうこと。コレがほんとに辛いのです(><)!

 

派遣という働き方についてご存じない方のために、ちょっとだけ説明しますね。

派遣には大きく分けて2種類あります。

①常用型派遣=派遣会社の正社員

②登録型派遣=お仕事のある時だけ派遣会社と契約する、フリーの労働者

 

(本当は①の中にもいろいろな契約形態がありますが、とりあえず割愛)

 

①の常用型派遣さんは固定給制で、お仕事がない時でもお給料が貰えます。ボーナスもあります。ただし正社員さんなだけに、片道数時間かかるくらい遠くの企業に派遣されることもあります。

②の登録型派遣さんは、その派遣会社から派遣されてお仕事する時だけ、その会社と契約します。お給料は時給制、季節ごとのボーナスはありません。その代わり通勤が便利とか、有名な企業とか、自分で応募するお仕事を選ぶことが出来ます。

 

私は②の登録型派遣です。

登録型派遣として働き始める流れは、大体こんな感じです。

 

派遣会社にスタッフ登録する

 ↓

お仕事を紹介してもらう

 ↓

就業先企業で選考(面接がある場合も)

 ↓

合格すれば、就業開始

 

すごく簡単に見えますけど、実はすごく厳しいです(><)!。

派遣会社のテレビCMとか、お気楽にやってるように見えるけど、あんなのウソ!

 

まず、すぐにお仕事の紹介があるとは限りません。募集広告の出ている案件に応募しても、スキル不足なら即落とされますし、複数の登録スタッフから応募があった場合は、まず派遣会社の中で社内選考があります。派遣会社は1つの案件に1人のスタッフしかエントリーさせられないので、ここら辺はすごくシビアです。

 

社内選考に通って正式エントリーしても、今度は就業先企業側で、複数の派遣会社からエントリーしてきた派遣スタッフを選考にかけます。ふさわしい人材がいないと判断された時は、全員落とされて仕切り直すこともあります。実は狭き門なのですよ(T_T)。

 

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派遣さんの中には、長年同じ派遣会社からコンスタントにお仕事を紹介して貰って働いている方もいますが、それはとても恵まれたケースだと思います。いくら本人がその派遣会社から続けて就業したいと思っても、営業さんが取ってくる仕事の中にその人のスキルや希望条件に合う物がない場合、お仕事の紹介はありません。

 

景気の良い時ならあえて失業期間を設けて、失業給付や再就職手当をもらうという手もありますが、コロナ禍で大量の失業者が出ているこのご時世、そんなことやってる場合じゃないのは明らか。

 

もう派遣会社をアテにしてる場合じゃない。

自力で探すしかない!

 

なので大抵の派遣さんは複数の派遣会社にスタッフ登録をして、いろんな派遣会社の募集案件からお仕事を探します。同じお仕事が複数の派遣会社から募集されていることもあり、そんな時は少しでも時給の高い方に応募します。社内選考に通り、正式エントリーし、面接へ。もちろんそこで競合に負けることもあり、そうなったらまた一から仕事探し・・・。次のお仕事が決まるまでは、正直精神的にすごくキツい日々です(T_T)。

 

今回、幸いなことに、応募2件目で採用が決まり、来年1月からは別の派遣会社から新しいお仕事に就くことになりました。有給休暇はゼロになっちゃいますが、このご時世、働けるだけでもありがたいと思わなければ、罰が当たりますね。私が採用になったということは、他に何人か落とされている人がいるのだから。

 

けど有給休暇が無いと、体調不良で休んだ時などダイレクトに賃金に響きます。来年の初詣では、とりあえず半年間の無病息災を祈ろう(><)!

 

なんか、人生、綱渡りだな~(^_^;

 

最後まで読んで下さってありがとうございます。