すごい、今は「だんしゃり」って打てば、ちゃんと変換するんですね(^^)。
この言葉、やましたひでこさんの著書で有名になりましたが、もとは断行・捨行・離行というヨーガの思想だそうです。けれど昨今、巷ではそれらから離れて、単に「大々的なお片付け」の意味で使われている気がしませんか?その分、リバウンドも起きやすいみたいですけど(^^; 。
「断捨離」という言葉が世に出る前も、似たようなことは誰しもやったことがあるのではないかと思います。親の転勤で引っ越しするとか、進学・就職で一人暮らしを始めるとか、結婚して新居に移るとか・・・。何か人生の転機を迎えた時、新しい生活を始めるためにはまず身軽になっておく!その方が色々と動きやすいですからね。
私にも、ありました。
引っ越しでも、就職でも、結婚でもない時に。
20代最後の年、人生レベルで絶望してしまうような経験をして、本気で死んでしまおうかと思ったことがあります。結局は死ななかったですが(そんな勇気無かったです)、もうそれまでの自分の延長を生きたくはないと思いました。自分の人生を、リセットしたかった。そこで取りかかったのが、今で言う「断捨離」。けど当時はそんな言葉はないので、私はこう呼んでいました。
「人生、大・リセットキャンペーン」
・・・キャンペーンって(^^;;;;
他に思いつく言葉が無かったのか、当時の私・・・。
とにかく、「捨てよう」と思いました。それまでの自分にまとわりついていた物、全部取っ払って、身軽になりたい。新しい自分になりたい・・・。
やり始めると自分でもビックリするくらい、部屋の中、私の周囲は不要物だらけでした。
子供の頃から買いためた少女漫画
もう興味を失った分野の写真集
何年もクローゼットに眠っているお洋服
捨てられないブランドのバッグ
・・・などなど。
けど、自分で一番ショックだったのはコレでした。
自分の年齢と、同じ数の口紅
派手な色、地味な色、ブランド物、雑貨屋さんコスメ。使いかけ、新品未使用、中には気に入ったのか全く同じものが2本とか・・・!
メイクにそれほど凝るタイプではありませんでした。
ただ、何かを満たすために買っていた・・・。
そういう生き方をしていたのだと、しみじみ思いました。
不要な物を捨てリセットを終えたからと言って、すぐに人生が180度変わるわけではありませんでしたが、気持ちの持ちようは確かに変わりました。
もう二度と、あんな自分には戻りたくない・・・。
以後、それほど立派な人生でもないですが、重要な意思決定の際の指標になっています。
読んで下さってありがとうございます。