かくして私の物件探しが始まりました。
とは言っても、私の不動産に関する知識はゼロ。当時、確か隔週くらいで「住宅情報」という雑誌が刊行されていて、会社の向かいのコンビニでその雑誌を買って読むくらいが関の山でした。
私の不動産探しの条件はこの3つ。
1・できれば新築で
2・2LDKくらいの間取りのマンションで
3・会社から車通勤30分圏内であること
・・・価格が入ってない。恐ろしい子(^^;。まだ株がいくらで売れるかも分からないのに。
3冊目を買った頃だったか、とあるコピーが目に飛び込んできました。
「モデルルーム最終処分特集!」
あ、聞いたことある(・・)。最終処分だと結構お値引きしてくれるとかナントカ。
パラパラとページをめくると、偶然にも条件に合う物件がいくつか載っていました。そして忘れもしない1999年11月11日、私は有給休暇を使って、物件巡りに出かけたのでした。
1件目。最寄りの政令指定都市の端っこにある、同じようなマンションの林立する住宅街にある物件。目の前は個人の小さい畑、その両側にマンション。今は見晴らしはいいけど、畑の所有者のお年寄りが亡くなった後は、絶対にマンション建って目の前塞がれそう。これは厳しい。
2件目。当時住んでいたベッドタウンと同じ市内だけど、環境が良すぎて、周りに全く何も無い!山しか無い!イオンが出来る予定とは言っても、1年以上先。これも厳しい。
3件目。かつて一時期、伯母が住んでいたベッドタウンにある物件。間取りがすごい。とにかく広い。3LDKだったのを和室を取っ払ってリビングとつなげて、専有面積そのままで2LDKにしている!全室フローリングのバリアフリー。駐車場は1戸に1台は確保済み・・・。
はい、決まり(・・)/
本当に、この時にほぼ決めちゃったんです(^^;。
モデルルームの処分と聞いて、多少の使用感はあるのかも?と敬遠する人もいるかと思います。でもこの物件は現地案内所として使っていた部屋ではなくて、「Aタイプはこちらです」とか、お客さんに中を見せるためのお部屋だったそうで、照明を点けたくらいで水道・ガスなどは未使用。普通に綺麗な状態でしたが、入居前には業者による清掃をしておいてくれるという話。まあ、それなら、いいか(^^)・・・と。
さすがにその日に本契約には至りませんでしたが(判子持って来てないし)、とりあえず「仮申し込み」くらいの扱いで、「次の週末にまた来ます」と言って帰ってきました。
後になってから知ったのですが、普通、住む家を探す時は、周囲の環境とか、役所や病院などの施設、家族持ちなら地元の学校など、時間をかけていろいろ調べるものだそうですね。お部屋にしても最上階や角部屋など、人気のある部屋は抽選になることもあるとか。抽選に外れたら、また他の物件を探すとか・・・。
ほんと、無知は時として、最高の武器ですよ( ・・)/
注)あくまで私個人のケースです。
決して、こんなノリでのマンション購入をお勧めするものではありません。
その3へ続きます